ホームページリニューアルの費用相場はいくら?依頼前に知っておきたいこと

2026年06月14日

カテゴリー:費用・相場

ホームページリニューアルの費用相場はいくら?依頼前に知っておきたいこと

ホームページのリニューアルを検討しているものの、費用の目安が分からず動き出せていない方も多いのではないでしょうか。この記事では、規模別・依頼先別の費用相場をはじめ、見積もり前の確認ポイントや依頼先の選び方まで、作り直しを進める前に知っておきたい情報を整理しています。費用感をつかんだうえで、次のステップへの判断材料としてお役立てください。

ホームページリニューアルの費用相場

 

規模・ページ数別の費用目安

ホームページリニューアルの費用は、サイトの規模やページ数によって大きく変わります。以下の表は一般的な目安としてまとめたものです。実際の金額は依頼先や要件によって異なりますので、参考程度にご覧ください。

規模の目安 ページ数 費用の目安 主な対象
小規模 5〜15ページ程度 数万円〜30万円程度(依頼先・内容により異なります) 個人事業主・士業・小規模店舗
中規模 16〜50ページ程度 30万〜80万円程度(依頼先・内容により異なります) 中小企業・サービス業・クリニック
大規模 51ページ以上 80万円〜(要件により異なる) 企業サイト・ECサイト・採用サイト

上記はあくまで目安であり、デザインの複雑さや機能の追加有無によって上下します。まずは自社サイトのページ数と必要な機能を整理したうえで、複数の依頼先に見積もりを依頼すると比較しやすくなります。

制作会社・フリーランス・テンプレートサービス別の相場感

依頼先の種類によっても、費用の水準は異なります。それぞれの特徴と費用感を整理すると、以下のようになります。

依頼先 費用の目安 特徴
Web制作会社 30万〜(規模により異なる) ディレクション・デザイン・実装を一括対応。品質が安定しやすい
フリーランス 数万円〜(経験・対応範囲により大きく異なる) 費用を抑えやすい反面、対応範囲や納期管理は事前確認が重要
テンプレートサービス 数万円〜月額課金 低コストで手軽に始められるが、SEO設計や細かなカスタマイズには制約が出る場合がある

費用だけで選ぶのではなく、自社の課題や目的に合った依頼先を選ぶことが、リニューアル後の納得感につながりやすいです。

新規制作とリニューアルで費用が異なる理由

「新規制作よりリニューアルのほうが安いはず」と考えるケースは多いですが、必ずしもそうとは言えません。リニューアルには、既存サイトの現状把握・既存コンテンツの整理・データ移行・URLの引き継ぎ対応など、新規制作にはない作業が発生するためです。

特にSEOで評価を積み上げているサイトは、URL構造の変更やリダイレクト設定を丁寧に行うことが求められ、その分の工数がかかる場合があります。一方で、サイトの方向性や素材がすでに整っている場合は、新規制作よりもスムーズに進むこともあります。

費用の大小はケースバイケースですので、見積もり段階で依頼先に確認してみることをおすすめします。

リニューアル費用の主な内訳

 

デザイン・コーディング・CMS構築にかかる費用

リニューアル費用の中で大きな割合を占めるのが、デザインと実装にかかる費用です。主な内訳は以下のとおりです。

  • デザイン費:トップページや下層ページのビジュアルデザイン作成。ページ数や修正回数によって変動します。
  • コーディング費:デザインをHTML/CSSで実装する工程。アニメーションや特殊な動きを加える場合は追加費用が発生することがあります。
  • CMS構築費:WordPressなどのCMSを導入・設定する費用。テンプレートを使う場合とフルカスタマイズの場合で差が出やすいです。

制作会社によっては、これらをまとめてパッケージ価格で提示する場合と、工程ごとに分けて提示する場合があります。見積書を受け取った際は、どの工程にいくらかかるかを確認しておくと、後からのすり合わせがしやすくなります。

コンテンツ移行・SEO設定・動作確認にかかる費用

デザイン・実装以外にも、リニューアルには以下のような作業が伴うことがあります。

  • コンテンツ移行:既存の文章・画像・ブログ記事などを新しいサイトへ移す作業。記事数が多いほど工数がかかる傾向があります。
  • SEO設定:メタタグの設定、XMLサイトマップの生成、リダイレクト設定など。特にURL構造が変わる場合は慎重な対応が求められます。
  • 動作確認・テスト:フォームの送信テスト、スマートフォン表示確認、各ブラウザでの動作チェックなど。

これらは見積もりに含まれていないことがあるため、依頼前に対応範囲を確認しておくと安心です。

保守・運用費など公開後の継続コスト

リニューアルにかかる費用は、制作費だけではありません。公開後も継続的にかかるコストを把握しておくことが大切です。

  • サーバー・ドメイン費:契約するサービスによって異なりますが、年間数千円〜数万円程度が目安です。
  • 保守・メンテナンス費:WordPressのバージョンアップ対応、セキュリティ対策、軽微な修正対応などを月額で依頼する場合があります。費用は依頼先によって異なります。
  • コンテンツ更新・SEO運用費:ブログ記事の追加やSEO改善を継続的に依頼する場合は、別途費用が発生することがあります。

初期費用だけを見て判断せず、年間トータルのコストで比較することをおすすめします。

費用に差が出る変動要因

 

ページ数・機能・デザインの複雑さ

リニューアル費用がケースによって大きく異なる背景には、いくつかの変動要因があります。中でも費用に影響しやすいのが、ページ数・搭載機能・デザインの複雑さです。

ページ数が増えるほどデザインと実装の工数は増加します。また、予約フォーム・会員登録・ECカート・多言語対応など、機能を追加するほど開発工数がかかる傾向があります。デザインについても、写真やイラストを多用したオリジナルデザインか、テンプレートベースかによって費用感が変わります。

要望が積み重なることで当初の見積もりより費用が増えるケースもあります。優先順位をつけて要件を整理しておくと、費用のコントロールがしやすくなります。

既存データの移行量と状態

既存サイトのコンテンツをどの程度引き継ぐかによっても、費用は変わります。

  • ブログ記事や実績ページが多数ある場合、移行作業に相当な工数がかかることがあります。
  • 既存の画像素材が低解像度だったり整理されていなかったりする場合は、素材の再整理や再撮影が必要になることがあります。
  • 旧サイトのURL構造が変わる場合は、リダイレクト設定の対応が生じることがあります。URLの本数が多いほど作業量も増える傾向があります。

依頼前に既存サイトの状態を整理しておくと、見積もりの精度が上がりやすくなります。

今のサイトをリニューアルするか判断する目安

 

リニューアルを検討したいサイトの主な特徴

「リニューアルが必要かどうか分からない」という方のために、見直しを検討したいサイトに見られやすい特徴をまとめました。複数当てはまる場合は、リニューアルを検討してみる価値があるかもしれません。

  • スマートフォンで見たときにレイアウトが崩れる、または操作しにくい
  • 制作から5年以上が経過し、デザインが古く感じる
  • 問い合わせ数や資料請求数が以前より減っている
  • アクセス解析で直帰率が高い、または平均滞在時間が短い
  • サービス内容や会社情報が変わったにもかかわらず、サイトに反映されていない
  • SSL(https)対応がまだできていない
  • ページの読み込みが遅い

これらはあくまで参考ですが、集客や信頼性に影響する要素が重なっている場合は、早めに見直しを検討することが選択肢のひとつになります。

部分的な修正で対応できるケースとの見分け方

リニューアルが有効な場合がある一方で、部分的な改修で課題を解消できる場合もあります。費用をかけてリニューアルする前に、以下の点を確認しておくことをおすすめします。

  • 課題が特定ページに集中している場合:トップページや特定の問い合わせページのみを改修するほうが、コストを抑えられることがあります。
  • デザインよりもコンテンツに問題がある場合:文章や写真の差し替え、情報の整理だけで改善できるケースもあります。
  • SEO順位や流入が安定している場合:現状のサイト構造を大きく変えることで検索評価に影響が出る場合があるため、慎重な判断が求められます。

部分改修かフルリニューアルかの判断に迷う場合は、制作会社に相談して現状のサイト状況を確認してもらうのもひとつの方法です。

見積もりを取る前に確認しておきたいこと

 

見積書に含まれていると安心な項目

見積もりを依頼する前に自社の要件を整理しておくと、各社からの提案を比較しやすくなります。また、受け取った見積書に以下の項目が含まれているかを確認しておくと安心です。

  • デザイン・コーディングの対象ページ数と修正回数の上限
  • CMSの種類と管理画面の操作サポートの有無
  • コンテンツ移行の対象範囲(移行するページ・しないページ)
  • SEO基本設定(メタタグ・サイトマップ・リダイレクト)の対応有無
  • フォーム設置・メール送信テストの対応
  • 公開後の保守・サポート内容と費用
  • 納期と制作スケジュールの目安

これらが明記されていない見積書の場合は、依頼前に確認し、認識のズレがないようにしておくことをおすすめします。

追加費用が発生しやすい作業の例

見積もりの段階では含まれていなかったのに、制作が進むうちに追加費用が発生するケースがあります。事前に把握しておくことで、予算オーバーを防ぎやすくなります。

  • デザインの大幅な方向転換:初稿提出後に要件が変わり、デザインをゼロから作り直す場合
  • テキスト・写真の素材提供が遅れた場合:スケジュールが延びることで追加工数が発生することがあります
  • 想定外のページ追加:制作途中で新たなページの追加要望が加わった場合
  • 多言語対応・予約システム連携など:当初の要件に含まれていなかった機能追加
  • ドメイン・サーバーの移行:別途対応が必要になる場合の作業費

見積もり時点で「この金額に含まれないものは何か」を確認しておくことが、後からのトラブルを防ぐうえで有効です。

費用を抑えながらリニューアルする方法

 

自社で準備できる素材・情報をあらかじめ整理しておく

制作会社に依頼する際、素材の準備状況が費用に影響することがあります。以下のものを自社で用意しておくと、制作会社側の作業を減らせる場合があります。

  • 会社概要・サービス紹介・スタッフ紹介などのテキスト原稿
  • 使用したい写真・ロゴ・商品画像(高解像度のもの)
  • 参考にしたいサイトのURLリスト
  • 現状サイトの問題点・リニューアルで解決したいこと

素材がそろっているほど、ライティングや撮影手配にかかる費用が発生しにくくなる場合があり、結果として費用を抑えられる可能性があります。

ページ数・機能を絞った段階的なリニューアルという選択肢

予算に限りがある場合は、全ページを一括でリニューアルするのではなく、優先度の高いページから順番に手を入れる「段階的リニューアル」という考え方が有効なことがあります。

たとえば、まずトップページと問い合わせページ、主要サービスページだけをリニューアルし、その後ブログや実績ページを順次更新していく方法です。一度にかかる費用を分散させながら、少しずつサイトを改善していけるメリットがあります。

段階的に進める場合は、最初の段階でデザインのルール(カラー・フォント・余白感など)を固めておくと、後から追加するページとのデザイン統一がしやすくなります。依頼先と事前に計画を共有しておくことをおすすめします。

リニューアルを依頼するまでの流れと期間の目安

 

相談・要件整理から提案までのステップ

リニューアルを依頼する際、一般的に以下のようなステップを経て進んでいきます。

  1. 問い合わせ・相談:依頼先に現状の課題やリニューアルの目的を伝え、初回の相談を行います。
  2. ヒアリング・要件整理:ページ数・機能・デザインの方向性・予算・納期などを詳しく確認します。
  3. 提案・見積もり提出:ヒアリングをもとに、制作プランと費用の見積もりが提示されます。複数社から取る場合はこの段階で比較します。
  4. 契約・着手:内容・費用・スケジュールに合意したら契約を結び、制作がスタートします。

相談から見積もり提出までは、依頼先によって数日〜2週間程度かかることがあります。余裕を持ったスケジュールで動き始めることをおすすめします。なお、リニューアルを依頼するまでの全体的な流れについては、ホームページ制作の流れも参考にしてみてください。

制作・テスト・公開までの一般的な期間感

契約後、実際に制作が始まってから公開までの期間は、サイトの規模や要件によって変わります。以下の表は一般的な目安です。

規模 制作〜公開までの目安期間
小規模(5〜15ページ程度) 1〜2ヶ月程度
中規模(16〜50ページ程度) 2〜4ヶ月程度
大規模(50ページ以上) 4ヶ月以上(要件により異なる)

素材の準備状況や修正回数、制作会社の状況によってスケジュールは前後します。「いつまでに公開したいか」という希望がある場合は、相談の段階で早めに伝えておくと調整しやすくなります。

進行をスムーズにするための事前準備

リニューアルがスムーズに進むかどうかは、発注側の準備状況にも左右されます。制作会社に依頼する前に、以下を整えておくことをおすすめします。

  • リニューアルの目的と優先課題を言語化しておく
  • 参考にしたいサイトのURLをいくつかピックアップしておく
  • 使用したいテキスト素材・写真素材を整理しておく
  • 社内の意思決定者と制作への関与者をあらかじめ決めておく
  • 現状サイトのサーバー・ドメイン情報を把握しておく

特に「誰が最終的に承認するか」を決めておくことは、修正の繰り返しによるスケジュール遅延を防ぐうえでも重要です。

依頼先を選ぶときに見ておきたい観点

 

制作実績・対応範囲・得意領域の確認

制作会社やフリーランスを選ぶ際に確認しておきたい観点を整理します。

  • 制作実績:自社と近い業種・規模のサイトを制作した経験があるかを確認します。実績ページやポートフォリオが公開されている場合は、デザインの方向性が自社のイメージに合うかどうかもチェックしておくとよいでしょう。
  • 対応範囲:デザインから実装、SEO設定、コンテンツ作成まで一括で対応できるか、それとも一部は外部への依頼になるかを確認しておくと、後から「対応できなかった」というトラブルを防ぎやすくなります。
  • 得意領域:WordPressが得意なのか、独自CMSを使っているのか、EC対応が得意なのかなど、依頼先の専門性を把握しておくと選択の判断基準になります。

公開後の保守・サポート体制の有無

リニューアル後も、サイトを安定して運用するためには保守・サポートの体制が重要です。依頼先を選ぶ際に以下の点を確認しておくことをおすすめします。

  • 公開後の修正依頼に対応してもらえるか、その費用感はどのくらいか
  • CMSやプラグインのアップデート対応をしてもらえるか
  • 問い合わせやトラブル時の連絡手段と対応スピード
  • 保守契約がある場合、契約期間や解約条件はどうなっているか

制作費だけでなく、公開後のサポート品質も含めてトータルで比較することが、長期的な運用コストを抑えるうえで大切です。

よくある質問

 

Q. リニューアルしてもSEO順位は維持できますか?

URL構造が変わる場合は、適切なリダイレクト設定を行うことで、検索順位への影響を抑えやすくなります。リダイレクト設定なしにURLが変わると、既存の評価が引き継がれない場合があるため、依頼前に担当者へ確認しておくことをおすすめします。

Q. 相見積もりは失礼ですか?

相見積もりは一般的に行われており、失礼にはあたりません。複数の依頼先から見積もりを取ることで、費用の相場感や各社の提案内容を比較でき、より納得のいく判断がしやすくなります。

Q. ドメインやサーバーはそのまま使えますか?

既存のドメインをそのまま利用できる場合が多いですが、レジストラや契約状況によって異なるため、依頼前に確認しておくことをおすすめします。サーバーについても、現在の環境で問題なく動作するかを制作会社と確認しておくと安心です。移行が必要になる場合もありますので、依頼時に相談してみてください。

Q. 費用の支払いはどのタイミングですか?

着手前と公開時に分割するケースや、一括前払い・後払いなど、依頼先によってさまざまです。契約前に確認しておくと安心です。

Q. 自社でテキストを用意できない場合はどうすればよいですか?

テキストのライティングに対応している制作会社もあります。その場合は別途ライティング費用が発生することが多いです。費用を抑えたい場合は、箇条書きや話し言葉でのメモをもとに制作会社へ相談してみるのもひとつの方法です。

まとめ

 

ホームページリニューアルの費用は、依頼先の種類・ページ数・搭載機能・既存データの状態などによって幅があり、一律に「相場はこの金額」とは言いにくいのが実情です。まずは自社サイトの現状課題とリニューアルの目的を整理し、複数の依頼先に相談・見積もりを依頼することから始めることをおすすめします。

費用だけでなく、公開後のサポート体制や担当者との相性なども含めて、費用以外の要素もトータルで比較・検討することをおすすめします。リニューアルを検討しているサイトオーナーの方は、まずは気軽に相談してみてください。

ホームページ制作・リニューアルをお考えですか?

大西 裕樹

記事の執筆者:

大西 裕樹
株式会社One's Smile
代表取締役

Webディレクター/株式会社One's Smile 代表取締役。約10年Webサイト制作事業に携わっており、現在も150サイト以上の保守・運用を担当。ノーコードWeb制作ツール「Bricks」のエキスパート認定企業として、中小企業向けのサイト制作・SEO対策・集客改善を手がける。日本ノーコードウェブ制作推進協会 会長。

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